高齢者捜索
6月13日付朝日新聞の湘南のページ(27面)に「高齢者捜索 警察犬に負担増」という記事がありました。
行方不明になった人などを捜索する際に警察犬の出動が急増しているとの事です。
背景には認知症などで行方不明になる高齢者が増加していることもその一因だそうです。
記事には警察犬が高齢者の捜索にあたった件数が2007年には70件だったのが、2017年には4.8倍の330件にもなったそうです。
警察犬が出動するのは高齢者の方が居なくなってから何時間もたってからのことで、その時にはにおいもほとんど残っていないのだそうです。
藤沢でも高齢者の行方不明の防災放送が流れています。以前に比べ放送の回数が増えてきているように思います。
神奈川県内の各市町村には「徘徊高齢者SOSネットワーク」という、ひとりで外出したり行方が分からなくなる恐れのある高齢者の名前、連絡先、身体的特徴を事前に登録して
おき、もし行方不明になった時に警察と関連機関が連携して一刻も早い発見を目指す仕組みがあります。
この「徘徊高齢者SOSネットワーク」の仕組みにIDインソールを早期発見に繋がるツールとして組み込んでもらえないだろうかといつも思っています。
IDインソールには「徘徊高齢者SOSネットワーク」に事前登録する情報が記入でき、ご本人の履きなれた靴に装着しておくことができます。
(靴の中敷きタイプですから出掛ける際に忘れていくといった事もありません)
この「徘徊高齢者SOSネットワーク」と防災放送とIDインソールが組み合わさることで早期発見できる確立がさらに高くなると思っています。
我々の普及に向けた努力がまだまだ足りないことは重々分かっていますが、
いつの日か、行方不明の防災放送の最後に
「行方不明となった○○さんはIDインソールを装着しており、靴にグリーンの目印がついています」
という放送が流れるようにこれからも努力していきます。