年末のご挨拶回りレポート

IDインソールを置いてくださっている高齢者施設様には例年、数日間掛けてご挨拶回りをさせていただいております。

前橋や水戸、さらには柏崎と全国各地の高齢者のための福祉施設でIDインソールを必要とされる方にお勧めくださっており感謝に堪えません。

前橋は約30人くらいの高齢の方が利用されているデイサービス施設です。
こちらのスタッフの方は、「認知症が発症してもまださほど進行していない方々にはで出来るだけひとりで出歩いた方が認知症の進行が遅くなる」という信念で、その方のご家族にIDインソールをご紹介くださっています。
そして「家族と過ごす時間も大切」ということも話されており、
この数年のコロナ禍で介護事業所では家族と会うことが許されなくなってしまい、その結果、認知症が進行してしまっている方も多いことを嘆いていらっしゃいました。

水戸は社会福祉法人水戸市社会福祉協議会様です。この法人の中の展示施設にIDインソールを展示してくださっており、ご家族に認知症の傾向が見られ、施設に入所することを相談に来られる方々にIDインソールをお勧めくださっています。
この水戸市社会福祉協議会の福祉用品の展示ホールでは多岐にわたる福祉器具などが展示されています。
こういった展示施設が全国各地に作られて、高齢化が進む親の世代の介護にいろいろと懸念される方々にとって有効な情報が発信されるようになることは素晴らしいことだと思います。

そして最後に、柏崎の小さな特別養護老人ホーム、くじらなみさん。
こちらにもいろいろとご相談に来られる方がいらっしゃるそうです。地方で暮らす親の世代の将来を案じる子供世代の人は割と早々とご相談にお見えになるそうで、まだ自分で歩ける人にはIDインソールを使って街を歩いて認知症の進行を少しでも遅く・・・と説いてくださっています。

このように、IDインソールを理解しお勧めくださっている介護福祉業界の方々が全国各地にたくさんいらっしゃいます。
本当にありがたいことです。

しかしながら、まだまだこのような理解をされていない方も少なくありません。

認知症の気配がしたら外出を避けて閉じ込めるように、してしまうことはご本人にとっても不幸なことです。
もちろん外出して帰れない、帰り方が分からなくなるというリスクはあるでしょう。
そのリスクを街全体で支えること、そのことへの理解がもっともっと進むように願って止まない年の暮れでした。