離れて暮らすご両親の異変が気になる時

お年寄りは何度も同じ話をするものです。大なり小なり、誰にもその傾向はあるようですが、それが、10分前にした話なのに、そのことを覚えていない風であれば認知症を疑う必要があるかも知れません。

また、どこかに出掛けた際、行った先で「なんで私ここにいるの?」というような言動があることも疑わしいです。

さらに、次回会う約束をして別れても、約束したことを覚えていない、カレンダーに印をつけてもカレンダーを見返さない、こういったことも認知症の第一歩と考えていいと思います。

そうなると、どこかにお出かけになって、帰る方法が分からなくなったり、その結果、非常な不安に襲われてパニックになったりと、危険で気の毒なことに見舞われる可能性が出てきます。

これを徘徊という言葉で片付け、徘徊防止のために、外出を禁じたり、外出できないように縛り付けたりすることは認知症の進行を遅らせることに逆行してしまいます。

むしろ、出来るだけ元気に外出してもらい、元気に帰って来てもらうようにしないと事態は悪くなるばかりです。

医師の診断で認知症が認められ、グループホームのような高齢者施設に入ったとしても、そこでは、一人で外出させることを嫌い、薬を飲ませて徘徊をさせなくすることがあります。

こうなるとますます認知症は進み、回復することはありません。

IDインソールは高齢者の方の外出を支援します。
それも、街、地域で高齢者の外出をサポートしてもらいたいと願っています。

グリーンのチャームが付いた靴を履いている高齢者の方が不安そうにしていたら、「大丈夫ですか?」と声を掛け、靴の中敷きを確認して、帰るべき場所、連絡すべきところに的確に迅速に導ける世の中にしたいと願っております。

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